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マスクについて

1.花粉症に対してのマスクの考え方

市販の不織布などのマスクは、ウイルスより数百倍粒子径の大きいスギ花粉の捕集について性能的には十分とされています。ただし、マスクには漏れ率(マスクの隙間から通る空気の割合)があり、特に不織布マスクの実験では漏れ率の平均が86%というデータもあります。

花粉症に対して有効性はあるものの、長時間曝露の場合は漏れ率が問題となり、マスク単独で十分な効果を得ることは難しいと言えます。防護の方法としては、マスクをしっかりフィットさせることの他に、眼鏡の装着、花粉の付着しにくい衣類(綿、ナイロン、ポリエステルなど)を選ぶ。玄関で上着を脱ぐなどして花粉が室内に入る量を減らす、などの複合的な対策が勧められます。

2.ウイルス感染に対してのマスクの考え方

2019年11月の武漢ウイルス研究所に由来するコロナウイルス感染症を契機に、各種店舗の休業、ソーシャルディスタンス、外出制限、黙食、マスク装着、消毒などの感染対策がかつてないレベルで求められましたが、従来からの手洗いなどの標準的予防策を除いて、有効性はほとんど証明されていません。

マスクについては有効性について議論がありますが、一般的に販売されている不織布マスクのウイルス捕集能は。装着から20分間で低下し始め、約2時間程度で失われるといわれています。マスクが湿気るとウイルスを含むエアロゾルはマスクを素通りする他、マスク表面の飛沫がエアロゾル化して吸い込むことになります。本来、地面に落ちるはずの飛沫がマスク表面で捕集され、エアロゾル化することでエアロゾルの総量が逆に増えるとも言われています。

エアロゾル中のコロナウイルスは3時間程度で不活性化するといわれていますが、マスクに付着したコロナウイルスは不活性化まで1週間かかるといわれています。

コロナウイルス感染症の流行でマスク装着率が極めて高かった2022年のプラネット社によるアンケートでは、日本人のマスクの交換頻度は1日1回以下の方が94%を占めていました。

上述の通り、マスクの長時間装用によるウイルス感染予防効果は低いと考えますので、当院受診の際に咳・発熱・関節痛などのウイルス感染を疑う症状のない方のマスク装着については任意でお願いいたします

インフルエンザやコロナウイルスなどに罹患している方は、少しでも他人にうつさないため≒咳などでエアロゾル化する小さい飛沫を飛ばさないよう、外出時にマスクを装着することを推奨します。漏れ率まで考えると、装着しないよりわずかに良いかどうかというのが正直なところではありますが、症状のない他の患者さまが不安に感じられることは診療や窓口業務に支障をきたしますので、ご協力をお願いいたします。

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